エロゲの主人公になりたい、みやびです。
本日は、エロゲに登場する主人公の特徴を振り返りつつ、エロゲの歴史について掘り下げていければと思います。
ブログの画像は、月刊少女野崎くんより拝借しました。
▼御子柴くんがいい味出してますw オススメギャグ漫画だよ。
月刊少女野崎くん 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)
売り上げランキング: 6,356
世にエロゲがリリースされてから20年以上の月日が流れました・・・
時代の移り変わりによって、さまざまなエロゲが世にリリースされ、多数のエロゲプレイヤー達に衝撃・感動・時には絶望といったインパクトを与えてきました。
そんなエロゲの歴史においてヒロインと同じくらい大事な存在ともいえる、エロゲの主人公について本日は、スポットを当てていきたいと思います。
エロゲ主人公の特徴を振り返りつつ、これまでの歴史も少し紐解いてみた。
まずは、エロゲの主人公ってどんな人??
このブログを読んでいる大半の方には説明不要だとは思いますが、初心にかえるということで、少しだけ説明をさせてください。
端的にいうと、美少女ゲーム(エロゲ、ギャルゲ)でモテまくる人ですね。
一級フラグ建築士の資格持ち。ラノベ主人公とは違い、難聴だったり、鈍感であることはあまりなく、ピンチにはヒロインをしっかりと助け、ある時は心を支え、時にはケンカをしつつも最後にはヒロインの心を射止めることができる男たち。エロゲであれば朝チュンということもなく、しっかりとエッチなことをします。
行為に関しては、とても初めてとは思えないほどの段取りの良さとテクニックを披露し、電気はつっけぱなしで中でも外でも迷いなく発射しますw
おそらく避妊具が存在しない世界なんだろう・・・。
最近は終末のハーレム状態だと勝手に思ってます。
作品によっては、ヒロインがヤンデレ化したり、親友にNTRされたりもするが、基本的にヒロインをまっすぐ愛するイケメンである。
なお、ルックスの特徴として、黒髪でやけに前髪が長くて目が隠れていたり、中肉中背でどちらかといえば無表情、感情もあまり外に出さないタイプが多い。(リアルの世界では、根暗、何を考えているかわからないといったことで不評だが、エロゲ界ではクールという扱いでとても女性受けがいいです。これも主人公補正か??)
このビジュアルについては、恋愛シミュレーションゲームの醍醐味として主人公を通してプレイヤーがヒロインとの恋愛を疑似体験するというゲームである為、その分身である主人公が余りにもキャラが立っていたり、個性ありすぎると主観的なプレイができなくなる可能性を考慮した結果そうなってしまった説をよく聞きます。
また、ゲームの特性上、ヒロイン達との会話において選択を迫られることが多い宿命でもある。選ぶ選択によっては、即バッドエンドに繋がる場合もあるので要注意だ。
※セーブはこまめにしよう!
家族構成は、両親+主人公(+妹)というパターンが多い。なお、両親はほぼ海外へ出張しています。妹にも実妹、義妹と種類があったりします。業が深いw
あっ、私は妹なら何でもOKですw むしろ美少女系ヒロインであれば、だいたいイケます。
交友関係は、クラス内にやけに女子生徒に詳しい友人(男)がいることが多いですね。最近は親しい友人はいてもわりとバカっぽい悪友が多かったりします。
女友達にも恵まれており、朝起こしに来る幼馴染、妹の友達、腐れ縁のようなクラスメイト、委員長、理事長の娘などと1:9ぐらいの割合で女性の友達が多いですね。
また女難の相も出ており、通学中に転校生(美少女)と出会ったり、なぜか生徒会(生徒会長は美少女)に勧誘されたり、部活に入ったりすると運動系の女子が群がってきたりします。
金田一少年やコナン君が殺人事件に出くわすくらいの頻度で恋愛しているのがエロゲ主人公だとおもってくれればだいたい合ってます。
そんなエロゲ主人公達が前世紀から現代に至るまでどういった歴史を刻んできたかすこしばかり思い出しながら伝えていければということで、前置きが長くなりましたが、続きをどーぞ!!
年代別エロゲ主人公とエロゲの歴史
1980〜1995年代 エロゲ創世期
(出典:同級生2(elf))
デンジャラスな女だ。
はじまり~、はじまり~。中の人である私はすでに生まれてはいるが、キッズである為当時のエロゲ業界の事はあとでネットから知った情報となるため、あまり語れることはなし。
dosといわれるwindowsの前のPC?にていわゆるオタクたちの大人のゲームとして嗜んでいたご様子。またアーケードゲームも流行っていたようで当時はまだアダルトゲーム=ゲーセンの脱衣麻雀という感じとどこかできいたことがあります。
CD-ROMどころかメディアはFDだったりするようです。
ドット最高!8bit、16bitの世界かな。IBMとかの時代???わかんねっすw
同級生というモンスターエロゲが登場するまでは、今のエロゲスタイルが確立されておらず、アドベンチャーゲームに女の子が登場するといった印象が強い時代。
主人公は莫大な遺産相続を受ける立場であったり、親の謎の死を究明したり、時にはSFちっくに時代を超えたりするというミステリーとSFが交じり合ったような作品が多かったようですね。
プレイヤーも選択肢だけでなく、色々とマップ上で調べたりすることができる要素が多く良くいわば自由度が高く、悪く言えばストレスのたまりやすいゲーム設計であった。次の時代へも続くけど、わりとゲームとしてシナリオにも注目されはじめ、エンディングを分岐させるなどといった手法もとりいれられてきたようです。
代表作「EVE」「同級生2」「河原崎家の一族」 など
主人公は、基本的に前髪の長い黒髪で何らか事件に巻き込まれることが多い時代。わりと主人公に行動力と個性があります。
1995〜2000年 エロゲ黎明期(お上からエロゲ界への表現の規制というお達しあり)
(出典:kanon(key))
うぐぅ・・・。
アドベンチャーゲームから、テキストを中心としたノベルゲーへと変貌を遂げていく時代。
まだエロゲに対するガイドラインが緩かった為、クールジャパンに向けて規制と整備が行われたご様子。政治事はよくわかりませんw(⇐おい!社会人しっかりしろ!?)
「鍵」と「葉」の時代到来っすかね。のちに「型月」「age」なども台頭してきますが、とにかく、うぐぅとかたい焼き食べたいとかわけのわからないことを言ってる時代です。私は深夜に肉まん牛丼届ける人生を送ってました。
間違えてた・・・。舞スマンね。「はちみつくまさん」
ゲームシステムも少しずつ今のスタイルへと近づいてきており、弟切草といったサウンドノベルから着想をえたのか、背景に女の子がいてその上に文字が流れるといった手法が増えてきた。この頃の主人公はまだ自分を全面に出すことはなく、あくまでプレイヤーの代わりに選択肢を選んでくれる人ですね。
ただ1点問題があったとすれば、やたら病弱であったり、何らかの重い秘め事を持つ女性を好きになることが多い主人公達が多かったような気がします。泣きゲーという言葉もこの頃に出来たのかな?
また家庭用においては、主人公はヒロイン達の爆弾処理に追われる日々を送っていたり、一部の紳士達はアンドロイドに夢中になっており「はわわ~」などといった口癖がよく聞こえてきた時期でもある。
この頃からエロゲの舞台は基本的に学校ですね。ちなみにエロゲ界は、小学校⇒中学校⇒高校⇒学園⇒大学⇒社会人というスクール制度のようで、主人公達が通っているのはこの学園にあたることが多いです。つまり年齢は18歳以上であるということをお伝えしておきたい。どれだけ幼女であったり、ロリっ子な見た目でも彼女たちはれっきとした18歳以上であるということだ。
代表作「ときめきメモリアル(家庭用)」「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」「to heart」「鬼畜王ランス」「Kanon」「痕」「AIR」「月姫」 など
主人公は、変わらず黒髪で前髪は長め。ただアドベンチャーなどの謎解きに少し疲れ始めたのか学園生活を送ることが多くなってきた。病弱や何らかの問題を抱えていたり、不可思議な事への関心が高まってきたのもこの時代。ミステリーからファンタジーへ。
この頃からですね。画面の向こうの人達(エロゲプレイヤー)は泣きはじめます。
2000~2004年 エロゲ全盛期(バブル、そして戦国時代)
(出典:Fate/stay/night(type-moon))
???「問おう。貴方が、私のマスターか」
あくまで私の体感ですが、windows98~xpと世の中にパソコンが一気に普及した時代。つまり、エロゲの本体がバカ売れした時代ともいえよう。
文明の進化によりメディアもCD-ROMから大容量であるDVD-ROMへと変革を遂げ始めました。OPムービーであったり、ヒロイン達にも声が実装されはじめました。
主人公の行動は選択肢を選ぶという部分に制約されることが多くなる半面、プレイの幅は限りなく狭まりましたが、それが当たり前と今後なっていくとは当時誰が予想しただろうか・・・。
エロゲ主人公自身には大きな変化はないですが、パソコンブームに伴い、ライバルを競って多数のエロゲメーカーがシェアを獲得する為、様々な種類のエロゲーが世にリリースされましたね。
エロゲにも明確にジャンルが形成され、シナリオゲー(泣きゲー、鬱ゲー)、RPGゲー(RPG、シミュレーションといった育成やバトル要素あり)、キャラゲー(萌え重視、ギャグ重視)、抜きゲー(エロメイン)と棲み分けがブランド毎にできてきました。
もちろん上記のジャンルの要素を複数持つ場合もあったりします。
なお、アニメ業界ではきゃべつが話題になったようですw
代表作「みずいろ」「ダ・カーポ」「君が望む永遠」「うたわれるもの」「家族計画」「Fate/stay night」「パルフェ」「夜明け前より瑠璃色な」 など
主人公にも個性が見え始めたころ。今までも個性ある主人公はいたが、恋愛というより物語の要素としての意味合いが強かった気がする。
慣れてきた学園生活にも刺激を求め始め、異能であったり、伝承、伝奇を絡めている作品も登場。また完全に学園恋愛ものを突き詰めていく王道系のエロゲブランドもふえていき、まさにエロゲ群雄割拠の時代!!!
鬼畜もんには〇作シリーズ、夜勤病棟が大うけしたもようwwww
確かに面白かったww
2005~2010年 エロゲ停滞期(平穏な時代)
(出典:遥かに仰ぎ、麗しの(pulltop))
「縦ロールじゃない!!まさに”みやびな”お嬢様学校ですわ!」
乱世の世は一旦落ち着きを見せ始め、エロゲの世界にもついに訪れた泰平の世ですね。江戸時代っすね。各ブランド毎に得意分野で勝負していける棲み分けが業界とユーザ間にて意識を共有できたころ。
つまり、俺がガンダムであり、お前もガンダムというセツナ謎理論。
この頃になるとやたらと萌え推しのメーカーとまるでチートのような圧倒的強さをもつ主人公が増えてきました。武闘派でありながら頭も切れるという主人公多し。眼光鋭し。だいたい過去に何らか重い生い立ちや経験があります。古傷がうずくぜ。
代表作「マブラヴ オルタネイティヴ」「戦国ランス」「遥かに仰ぎ、麗しの」「 世界でいちばんNG(ダメ)な恋」「彼女たちの流儀」「車輪の国、向日葵の少女」「暁の護衛」「装甲悪鬼村正」 「俺たちに翼はない」「天神乱漫」など
今までの主人公は、ヒロイン達と同じ年齢が多かったのですが、わりと大人や青年というポジションの主人公も出て来始めたころ。女子校なども風紀が乱れ、女学生通しのもめ事や秘め事もふえてきたとか・・・。
あの名言が飛び出したのもこの時代「シリアナ―ド・レイ」www
2011~2015年 エロゲ衰退期(ピンチ!ピンチ!ピンチ!!)
(出典:white album2(leaf))
みやび「・・・・」
みやび「春希~~!!!アウト!!!!」
スマホ登場!!!アニメ、ライトノベルというエロゲユーザーたちが時間を割く
ソシャゲという時間泥棒や艦これ、とうらぶといった擬人化系ゲームも登場し
またパソコン環境小型で薄くなり、DVDドライブを搭載していないwindowsパソコンやマックを愛用する人も増え、エロゲユーザの減少がひしひしとかんじてきた。
まだ、なんとか過去の遺産を食いつぶしつつも延命しているような状況。幕末をイメージしてもらえるといいかなと。 早く何とかしないといかんぜよ!
時代を牽引していってくれていったメーカー、クリエーターの流出、他のコンテンツとの分業など、業界自身の今後が問われる事態へと発展。盛者必衰ってことですかね。
代表作「white album2」「穢翼のユースティア」「グリザイアの果実」「 月に寄りそう乙女の作法」「はつゆきさくら」「紙の上の魔法使い」「サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-」「虚ノ少女」など
今までの主人公は、恋愛においては一人のヒロインを選べないダメな男と圧倒的なハーレムを形成するデキル男の二極化が目立つ時期。
また少しずつではあるが、この頃に文学系の知力高めの主人公の存在も少しずつ確認の報告あり。
エロゲ界だけでなく、画面の中も大荒れです。 胃薬ごくりっ!
2016~2020年? エロゲ転換期(迷走?いや、これは新時代への幕開けに違いない!)
(出典:賭博黙示録カイジ)
そして現在。語る事はそう多くない。
クラスの中心とまでは言わないにしても、2枚目より3枚目となる笑いを取りに行く主人公が増え始めます。教室でよくしゃべりますwww あとマスコット的なヒロイン達にかわいがられるような主人公もいたりします。
あの寡黙な主人公や俺tuee系主人公はどこへいった・・・?
そしてここにきてまさかの同人ゲームブーム到来!!(昔からあったのかもしれないけど)
比較的エロゲ制作のインフラ環境が整い、つくりやすくなったのかもしれない。商業的な売上より自分達の作りたいものを作るという事がエロゲユーザのハートに届いたのかもしれない。(勝手な考察)人外とか触手とかそうゆうの。
またパソコンの進化に合わせてリニューアル版、移植版のエロゲも流通しはじめます。
悲しい事にエロゲブランドの解散や著名クリエーターの他業界への流出といったお話も聞こえてくる、転換期でもある。
ブラウザゲーへの展開、ソシャゲリリース、他社とのコラボ、アニメ化など目まぐるしいですね。
代表作「景の海のアペイリア」「金色ラブリッチェ」「ノラと皇女と野良猫ハート」「 ランス10」「 抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?」など
★今回の記事作成にあたり、勉強させてもらった記事をご紹介。
こういった記事は本当に貴重です。ありがとうございます(>_<)
まとめ
私個人のエロゲ主人公のトレンド変化とそのころのエロゲ業界のブーム的なものを記憶を頼りに綴りましたが、間違ってたり、時期がズレていたりしたらごめんね。
今から10年以上まえはあまりもう思えてないんすよねw
秋葉原からエロゲショップ、ゲームショップが淘汰され、おでん缶が消えて、やたらと飲食店とメイドさんが増えてきてからもう行きづらくもなりましてね。
今の秋葉原って夜に裏通りを通ると、メイド喫茶?リフレ??系の女の子がめっちゃ立ってますから、正直こわいです。週末の夜なら30人は硬いっすねw
そこを通るだけで女の子から沢山声を掛けられますから、ある意味モテてるような勘違いできますよwww 逆ナンロード?
エロゲ主人公の特徴をご紹介するつもりだったのだが、気が付いたらエロゲ主人公を通してエロゲの歴史を語っていく形になってしまいましたね。まっいっか。
なお今回の記事は、あまり記事構成を考えずに、感情のまま記憶を呼び起こしながら綴ってます。
思い出せない部分や記憶があやふやなところは、上記のリンク先を参考に記事にて補完してますw
エロゲ業界、エロゲ―マーに幸あれ!!
私もこのブログを通じて業界へ少しでも貢献していきたいと思ってます。
(最後にいいこと、言えたので良しとするw)
おまけ
私の中の前髪で目が隠れている主人公=小次郎さんが思い浮かびましたので、EVE貼っておきます。今の学園系とは違ったアドベンチャー寄りの名作です。
↓↓↓↓↓↓
コメント